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2017年06月04日
こんなことになってしまった!
立川です。 本日は舞台の本番直前に激しく破損した衣装についてです。 お客様がスペインで購入されたゼブラ柄の素敵な衣装ですが、そもそも踊り用の衣装ではなく お祭り用の衣装なので、フラメンコのように大きく体を動かす踊りには 仕立てがついていきません。 その結果このようになってしまいました。 |
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右腕の付け根が生地ごとばっくり裂けてしまったのです。 |
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ボディ部分はしっかりとした裏地で補強されているので大丈夫なのですが 袖の部分はとても繊細な生地で裏地の補強がないし、腕も上まで挙がらない仕立て だったので、こんなことになっても仕方ないのです。 とは言っても、本番も近いし、ご本人は焦りますよね。 袖を作り直したくても、同じ生地はないし・・・・・。 私たちもかなり悩みましたが、一生懸命考えれば必ず解決の道は見つけ出せます。 たまたま、丈も少し長かったので、丈をカットした時に出た わずかな残布を捨てずに有効利用しました。 専門的な作業のことは省きますが、結果としてこのようになりました。 |
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腕の付け根は負荷がかかるので、ちゃんと裏地で補強し、 腕も大きく自由に動かせるようになりました。 いずれ、左の腕の付け根も同じように裂けるはずですから 左右とも直しました。 |
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他にもスカート部分がとてもタイトだったので脚が十分に動かせる お直しもしました。 本番は私も観ましたが、長身を生かし、のびのびと優雅に そして、力強く踊っていらっしゃいました。 美しかった~ そして本番後「ギブスのような衣装をここまでストレスフリーにしてくださり 感謝してます」と喜こんでいただきました! お気に入り衣装のこのようなアクシデントは悲しいですよね。 でも諦めないでください。きっとなんとかなりますよ。 それではまた!立川でした。 |