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2018年08月13日
着づらい衣装大集合!救済します!
立川です。 残暑お見舞い申し上げます。 ナジャハウスも夏休みをいただき、英気を養い 秋の公演やイベントに向けての衣装制作に励みますよ~。 お仕事!お仕事!です。 そして、そのお仕事の中では、リメイク業務も盛んにやらせていただいています。 私たちが衣装をリメイクするときに、同時にやっていることがあります。 それは何だと思いますか? え?リメイクって衣装のイメチェンでしょ?・・・と思いますよね? はい。それはその通りなんですが、とても重要なあることを 忘れてはいけません。 それは、衣装を着心地よくするってことなんです。 衣装を何着も持っていても、ついつい手に取るのは着心地の良い衣装ばかりで その他のいまいちな着心地の衣装は、どんどん出番が無くなってしまいます。 これって勿体ないことですよね。 せっかくデザインが気に入って仕立てたり購入したりしたのに・・・・。 どうせだったら、デザインも着心地もOK! そんな衣装ばかりだと気持ちもハッピーになりますよ! 衣装を眺めながら、次はどれを着ようかなぁって ウキウキした気分にもなるのでは? 本日はそんな着づらい衣装のリメイクビフォーアフター公開します。 こちらのワンピースはインド製でとても個性的なドレスですが 着づらい!を通り越して着れないのです。 |
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着れないとはどういう意味でしょうか? 実はこのドレスには、ファスナー開きがどこにもなく 頭がやっと入る程度で、ボディに至っては全く入りません。 軟体動物のタコのような柔らかい体の人なら可能かもしれませんが・・・・。 それでもこの衣装の持ち主は、根性で汗だくになって何とか着れたらしいのですが 衣装は根性で着るものではありませんよね。 お客様としては、このドレスの胸元のビーズ刺繍が気に入って いるので、何とか素敵な衣装にリメイクしたいと、ナジャハウスに 持ち込んでいらっしゃいました。 ご希望としては、ロングベストかブラウスにしたいとのことでした。 確かに見た目はゴージャスで素敵なのですが、ファスナー開きが ないぐらいですから、仕立てもかなりいい加減な作りでしたね。 でも、ある程度は目をつむり、見た目と着心地に重点を置いて リメイクしていきました。 ↓ 前開きにしてファスナーを付けます |
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↓ 半分解して、きれいなボディラインにしたり袖つけ出来るように 余分なビーズを外したりする工程 |
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↓ 袖は、ワンピースの裾部分から生地を切り取って、腕を自由自在に動かせ デザイン的にもカッコよいものを作りました。 |
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お手持ちのシンプルな黒のスカートと合わせ きりっとした存在感のあるブラウスに仕上がりました。 キラキラと輝くビーズは決して派手ではなく むしろ、いぶした渋さを感じます。 |
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あの全く着れなかったドレスが、かっこよく着心地も良い衣装に生まれ変わりました。 前開きのファスナーにしたことで、一瞬で着ることができるし 腕を大きく上げても、衣装の乱れもなくストレスフリーで 踊りを引き立ててくれます。 なにより、ご本人にサイズもデザインもピッタリで とてもお似合いでした! オーダーで、イチから作るのも楽しいですが、 既存の衣装の良いところを活かし、さらに着心地よくリメイクするって オーダーとはまた違ったクリエイティブなお仕事だと思います。 今回のお客様は何枚もナジャハウスでリメイクした衣装を お持ちです。 時々、ご自身の衣装を眺めながら、次はこれをリメイクしてもらおうって ワクワクしているかもしれません。 彼女も使いづらい衣装がお気に入りの衣装に生まれ変わることに 大きな喜びを感じているのですね。 皆さんの中に、お手持ちの衣装でまだまだ使えそうだけど 着心地が良くなくて、敬遠してしまう衣装がありましたら いつでもご相談にいらしてくださいね。(予約制) 例) ●ノースリーブに袖を付けたい ●腕が上がらない ●脚が開かない ●全体のサイズが合っていない ●デザインがなんとなくやぼったい ●ワンピースをスカートにしたい ●バタデコーラがさばきにくい その他どのような衣装に関するお悩みにも対処いたしますよ。 それではまた次回。立川でした。 |